日本一簡単な脳波のお話し【θ(シータ)波と睡眠編】

  • シータ波ってどんな脳波なの?
  • 睡眠とどんな関係があるの?
  • 記憶力が良くなるって?
“Mei”
こんばんは美活マニアのMeiです。
今回も引き続き脳波
日本一簡単な脳波のお話しθ(シータ)波と【睡眠編】

この記事を読み終えることで

美活や睡眠にも関係が深い脳波、今回はθ(シータ)波について。どんな時に出るのか、記憶とどの様な関係があるのかが身につきます。

前回は、心身ともにリラックスした状態の時によくみられる脳波θ波のお話し。

まだ読んでない方はこちらからどうぞ。

日本一簡単なアルファー波と睡眠のお話し α波とリラックス効果のまとめ

前半は
日本一簡単な脳波のお話し【θ(シータ)波と睡眠編】

後半は
記憶と密接な関係のある脳波【記憶の迷宮】
わかりやすくご紹介していきます。

眠りのメカニズムや、質の良い睡眠のために、まずはカンタンに脳波についてさらっと抑えておきましょう。美活や睡眠に必須の知識です。

今日はθ(シータ)波です。シンプルにわかりやすく日本一簡単な脳波のお話し。【θ(シータ)波と睡眠編】の解説したいと思います。

もくじ
  1. 日本一簡単な脳波のお話 θ(シータ)波とは
  2. θ(シータ)波には二面性の本質があり
  3. 記憶と密接な関係のある脳波【記憶の迷宮】
  4. 覚醒シータはとても興味深い
  5. 日本一簡単な脳波のお話 θ(シータ)波と睡眠のまとめ

日本一簡単な脳波のお話 θ(シータ)波とは

日本一簡単な脳波のお話し【θ(シータ)波と睡眠編】

θ波4〜8Hz未満の状態シータ波(slow wave)

簡単に言うと深い瞑想状態やまどろみの状態によくみられる脳波。

まさに、今眠りに落ちる「うつらうつら」している時に出る脳波です。一方で脳の中でも記憶を司る部位の海馬は、シータ波が出ている時に活性化されると言われています。

シータ波はこんな脳波です。

  • 生理的に幼少児の脳波・睡眠時の脳波
  • 起きている状態ではほとんと現れない。
  • 浅い眠りのレム睡眠の時の脳波
  • 達人の域になると深い瞑想の時に現れる
  • 記憶力に深く関係する脳波

入眠時の脳波はこんな感じ

リラックスしてα波が多くなり

眠りの狭間でシータ波が現れて

α波が減り、眠る。

熟睡中はδ波になる

深い睡眠の時はデルタ波ですが、浅い眠りのレム睡眠の時の脳波。レム睡眠は記憶の処理をする。記憶と密接な関係のある脳波。一般には制御が難しいとされています。ただ達人になると、睡眠時の脳波さえ覚醒時に上手に出せるようになるのです。ヨガや瞑想の達人は深い瞑想の時に多くのシータ波が出ています。

深い瞑想の時に訓練を積んだ人は、起きている時にでも多くのシータ波が現れる。また達人の域になると通常睡眠時の脳波のシータ波まで瞑想時に確認できる。チベットの仏僧は瞑想時にγ(ガンマ)波が確認された。

「瞑想がもたらす7つの効能が超ヤバイ」TOCANAより 

θ(シータ)波には二面性の本質があり

実は脳波シータ波について勉強した時に戸惑いました。深い瞑想時やまどろみの時に現れるのに、記憶力の向上や集中力って真逆な気がしますよね。これは海馬の働きよるものと考えられています。

海馬は脳の奥のほうにある部位で、主に短期記憶を司っています。

海馬はとてもデリケートで壊れやすい所で海馬が働かなくなると

昔のことは覚えていても、新しいことはすぐに忘れてしまうということが起きてしまう

短期記憶を積極的に使う作業や、何かを学習しようと集中している時にこの海馬から大量のシータ波が生み出される。それが脳波として、現れてくるのです。

例えば、

シータ波が出る時
  • 新しい刺激に学習しようとしている時
  • 面白い本を想像を膨らませながら読んでいる時
  • ワクワクしながら夢中で覚えた事
シータ波が出ない時
  • 同じ様なことを頭を使わずに反復している時
  • つまらない本を漠然と読んでいる時

シータ波には「まどろんでいる時に出る通常のシータ波」と、「学習しようと集中している時に出るシータ波」の二面性あることがわかりました。

記憶と密接な関係のある脳波【記憶の迷宮】

日本一簡単な脳波のお話し【θ(シータ)波と睡眠編】

記憶の中枢である海馬は記憶したい時にθ(シータ)波を発します。

前に「記憶の宮殿」のお話しをしましたが、初めは暗記中に眠ってしまいます。慣れてくるとより深い、ウトウトの状態で、眠らずに冴えている感覚に近い状態での暗記の作業が可能になったりします。

もしかして暗記中に脳波を測ったら、暗記して眠くなる。寝ないで記憶の旅をする状態なので、シータ波が出ていたりするのかも知れないですね。

また記憶する時に海馬がシータ波を出すとの報告も。記憶とシータ波ここでも関係があるようです。

覚醒シータはとても興味深い

通常α波は呼吸やイメージ、リラックスすることにより、起きていてもコントロールして増やせる脳波。

シータは一般的には起きている時にコントロールすることで増やすことは難しいと言われています。

達人は起きながらにして、深き瞑想にて多くのシータ波が出ています。起きている時のシータ波は覚醒シータ波と呼ばれ、寝ている時のシータ波とは区別される。覚醒シータはとても興味深い。ひらめきや発想に関連があると言われています。

画家のサルバドール・ダリも眠りに落ちる瞬間を絵画として残してますね。発明家のトーマス・エジソンもアイデアを得る方法として、「眠ると手から鉄球が落下しその音で目を覚ます」その際に慌ててメモを書きとった話は有名です。

θ(シータ)波は主に海馬から発せられる脳波で、一秒間で五回ぐらいの周波数(五ヘルツ)で規則正しくリズムを打つ特徴を持っています。・・・・・θ波は記憶しようという意志の表れです。

東京大学教授の池谷裕二先生「記憶力を強くする」より引用

θ(シータ)波は、記憶力に深く関係するということですね。

日本一簡単な脳波のお話 θ(シータ)波のまとめ

θ波はこんな脳波
 深い瞑想状態やまどろみの状態によくみられる脳波

シータ波はまどろんでいる時に出やすい脳波でしたね。また一方で何か新しい刺激を学習している時や集中している時にも出てくる面白い脳波でした。

私たちが眠りに落ちる時に毎回通過する【ベータ波の顕在意識】と【デルタ波の完全な無意識】脳波でしたね。

これを読んでくれているあなたは、きっともう色々睡眠の事勉強してくれてるよね。色々試してもなかなか寝付けない方は、眠る前に「記憶の迷宮」を試してみるのもいいかもしれませんね。案外、すぐに眠くなってしまうかも。

日本一簡単な脳波のお話し【θ(シータ)波と睡眠編】

最後までお読みいただきありがとうございます。

あなたの笑顔が輝くように
これからも情報を発信していきますね。

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